【海外旅行】フルーツの持ち帰りについて5つの質問に答えます【お土産】

東南アジアなどの南国リゾート旅はおいしい果物も楽しみの一つ。市場でおいしそうな新鮮なフルーツが並んでいたら、ついついお土産に欲しくなっちゃいますよね。日本でも楽しみたいけど、、、果物を持ち帰ってOKなのでしょうか?

海外から日本に持ち込めるものにはなんか制限があるらしいということはわかっていてもよく分からない人が多いと思うので、今日はそんな疑問を解消したいと思います。

Q1. 果物を日本に持って帰ってきても大丈夫なの?

フルーツの種類とどの国から持ち込むかによって変わります。植物検疫カウンターで輸入検査をして問題なければ持ち込めるものと、日本への持ち帰りを禁止されている果物があります。旅先の国によって違うので、注意が必要です。

たとえ空港で売られていても、日本に持ち込めるかどうかは別の話。日本に存在しない害虫などがついている可能性がある生のフルーツは厳しくチェックされます。

Q2. マンゴーやバナナなどのドライフルーツをお土産にもらうことがあるけれど、あれはどうなの?

ドライフルーツ(あんず、いちじく、かき、キウイフルーツ、すもも、なし、なつめ、なつめやし、パインアップル、バナナ、パパイヤ、ぶどう、マンゴー、もも及びりゅうがん)、砂糖や塩漬けの果物、ジャムやジュースといった加工品は、国にかかわらず輸入禁止・輸入植物検疫対象ではないので持ち込むことができます。

Q3. どんな果物なら持ち帰れるの?

パイナップルは、害虫の卵などがどの国からでも日本入国(帰国)時に植物検疫カウンターで輸入検査をして合格すれば持ち込むことができます。土は、全ての国から持込みができないので、土の付着した果物も持ち込めません。

国と果物の種類によって禁止されているのか検査対象か変わりますので、植物防疫所のデータを検索して禁止対象か調べてみてくださいね。

Q4. 植物検疫カウンターで輸入検査をうけるにはどうしたら?もし検査でひっかかったらどうなる?

日本への入国審査のあと、税関検査の前に輸入検査をうける必要があります。入国審査を通過したあと、「植物検疫」というカウンターがあるので、そこに対象の果物と旅行先の国の植物防疫機関が発行した検査証明書を提示してください。検査はすぐに終わります。検査料はかかりません。

検査不合格の場合、その場で没収され、廃棄されます。お金を払ってもどうやっても持ち込むことはできません。農林水産省植物防疫所「植物検疫統計」のデータによると、3年間で16万件も輸入禁止の生果物が旅行者の手荷物から発見されたそうです。

Q5. ほとんどの人は検査してないんじゃない?

自己責任?で持ち込んでいる人はいますが、検査をうけずに持ち込んだ場合、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる場合があります。なにより、日本の農林業に被害を与えかねない害虫の侵入を許してしまうことが怖いと思いませんか?

余談。私はどうしているかというと、そういった手続きを気にすること自体がなんだか面倒だなと思う性格で。それから生の新鮮なフルーツは現地で味わってこそおいしいとも思っているので、お土産はドライフルーツやジャムを選んでいます。日持ちもしますしね。