30歳を過ぎて教会の魅力に気づいたよ【おとな旅】

キリスト教徒ではない私は、5年前くらいまで日本で行ったことのある教会といえばごくわずか。結婚式を挙げた軽井沢の教会、2018年に世界遺産登録が決定した黒島の教会、東京御茶ノ水のニコライ堂などなど、多くの人に知られている有名な教会ばかり。教会そのものを目的として訪れたわけではないので、本当に旅のコンテンツとして興味が薄かったんですね。

でも、数年前にヨーロッパを何度かにわけてゆっくりまわってからすっかり変わりました。最初は暑さや雨をしのぐために休憩がてら訪れていたのですが、次第に毎朝訪れるように。

それは信仰心が芽生えたということではなく、単純に建築の美しさと装飾の繊細さ、音楽、空気、人々の祈る姿にすっかり魅了されたからです。街の小さな教会で、出勤・登校前に次々とお祈りにくる人を観察するのが好きでした。

教会といってもすべてが似たようなものではなく、カトリック、プロテスタント、ロシア正教など教派によって形も装飾も雰囲気も違うんですよ。地域による違いもみえて面白かったです。

日本では数も少ないですし、中に入れる時間も限られていて、信仰スポットというより観光スポットのイメージが強いですが、旅先ではお散歩コースにいれたくなりますね。

ヨーロッパは学生時代にも結構長く滞在していたのですが、そのときは魅力に気づかなかったんですよね。色使いもかわいい教会が多いのに。歳を重ねたということなのでしょうか。次は日本のお寺かな?