いつか海外に暮らすのが夢。そんな夢を叶えてくれるのが、「ワーキングホリデー」通称ワーホリです。海外で暮らす手段はいろいろあれど、比較的ハードルが低い方法です。
ワーキングホリデーとは
ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。
外務省より
ワーキングホリデー制度を利用すれば、1年間(国によっては2年間)、自由に滞在することができます。旅行をしたり、時々バイトしたり、学校に行ってみたり、習い事をしてみたり。 期間内なら出入国が自由なので、近隣諸国を旅することもできます。
この制度を利用するには、「ワーキングホリデー査証」の取得が必須です。
ふつうの観光ビザでは、長期滞在できない上に、学校や仕事などが制限されるので、このワーキングホリデーは夢のようなビザですね。旅行や留学はお金がかかるものですが、必要な資金を現地で稼ぐことができるので、旅費や滞在費をおさえることができるのがこの制度の魅力です。
ただし、取得できる人には条件があります。
ワーキングホリデー査証の発給要件
- 一定期間相手国・地域において主として休暇を過ごす意図を有すること。
- 査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること(オーストラリア,カナダ及び韓国との間では18歳以上25歳以下ですが、各々の政府当局が認める場合は30歳以下まで申請可能。アイスランドとの間では18歳以上26歳以下の方が申請可能です。)。
- 子又は被扶養者を同伴しないこと。
- 有効な旅券(パスポート)と帰りの切符(又は切符を購入するための資金)を所持すること。
- 滞在の当初の期間に生計を維持するために必要な資金を所持すること。
- 健康であること。
- 以前にワーキング・ホリデー査証を発給されたことがないこと。
若者向けの制度なのでちゃんと年齢制限があります。1つの国で発給されるのは1度限り。国によって追加条件があります。また申請方法も異なるので、協定国の大使館等のサイトで要項を確認してくださいね。
もしすべての条件をクリアしていて、いつか行きたいと思っていた国があるなら、検討する価値はありますよ。今しかチャレンジできないことですから。
さて、いったいどんな国に行くことができるのでしょうか。ここ1~2年はヨーロッパや南米の国が増えていますよ。2018年12月現在、22ヶ国が対象です。
協定国一覧
人気ランキングTOP3
1位 オーストラリア
1980年にオーストラリアとの間でワーホリ制度がはじまってから約40年。不動の人気です。仕事をするつもりならば、その国の語学を少しでも知っていたほうがいいです。そういう意味でも、英語圏のオーストラリアは人気があるのでしょうね。留学先として人気が高い国で語学学校が充実しているので、英語をもっと勉強したい人にもおすすめ。
2位 カナダ
広い土地に、多様な民族が暮らすカナダ。日本人も多く暮らしているので、はじめての海外でも安心感があります。自然と街がうまく共存しているので、大都市でものんびりと生活することができます。旅行するならば、世界遺産めぐりも楽しいですよ。
3位 ニュージーランド
感動間違いなしの自然につくられた絶景が盛りだくさんの国です。旅行や自然の中での生活をメインとするならば、おすすめしたい国です。
自然が豊かで、治安が良く、のんびりした暮らしができそうな国がランクインしましたね。以下、順不同です。
フランス
台湾
ドイツ
イギリス
韓国
アイルランド
デンマーク
香港
ノルウェー
ポルトガル
スペイン
アルゼンチン
ポーランド
チェコ
チリ
オーストリア
スロバキア
アイスランド
ハンガリー
参考 外務省 https://www.mofa.go.jp/j_info/visit/w_holiday/index.html
私は残念ながら30歳をこえているのでもう利用できないのですが、もしいま行けるならばチリがいいですね。南米をふらふら旅したり、ワイナリーで働いてみたいです。