言葉や文化、環境、人種の違いから、日本ではあまりあわないようなトラブルに遭遇してしまうことがあるでしょう。旅慣れている人であっても、そこに住んでいるような人でも、被害にあうことはあります。
海外あるあるトラブル「ぼったくり」
ぼったくりとは、法外な料金を取ること。
日本人はお金があるイメージがまだついているし、当然海外旅行できるくらい懐に余裕のある人だとみられている。自己主張が弱い、値段交渉に慣れていない、英語が苦手なイメージもあるので狙われやすいんですね。
日本の物価と比較して安い、この国は物価が高いからこんなもんか、観光地だから方ないよねと考えてしまうことによって、その場ではぼったくりにあったと気づかない場合も多いかもしれません。（同じものが安く売られているのをみかけたり、詳しい人から話を聞いて相場を知ったら、愕然とするでしょう）
タクシーのぼったくり回避
ぼったくり遭遇率が高いシーンといえばタクシー。
メーターがちゃんと機能してそうな国であれば、メーターを必ず動かしてもらってくださいね。
遠回りされて高額になってしまうこともありますが。。白タクを使わず、信頼できそうなタクシー会社を選びます。
空港やホテルのタクシー乗り場にたくさん停まっていて、広告やロゴが入っている車体で、ドライバー達が制服を着ているような会社、ホテルの人が呼び出したタクシー、観光客が降車したばかりのタクシー、ネットでクレジット決済できる配車アプリあたりを選んでおけば、ハズレをひく可能性は低いでしょう。
値段交渉が必要な国はとくに、事前にネットやイドブックで相場を調べておくことをします。タクシーの値段交渉は必ず乗車前に。そして、口約束にならないようにメモを残したほうがいいですよ。
助けを呼ぶ
交渉の余地なく、もめてしまった場合には、自分だけで解決せずに目的地のホテルやお店の人などまわりに助けを求めましょう。
逃げる
助けも呼べず、身の危険を感じるなら、お金をさっさと払って逃げましょう。お金で解決できないものを奪われたら悲しいです。
メーターを動かしてくれない、全然違う道を走っている気がする、お土産屋など行きたくないところに連れて行かれそうなど、少しでもおかしいなと感じたらとにかくその車を離れることが大事。目的地まで待たずにすぐに降りてくださいね。
ぼられたら
親切心で案内してくれる優しい人と思っていた相手からガイド料やチップを高額請求された、レストランで頼んでないものがきて高額請求されたという話もよくありますよね。
サービスをうけている以上、自ら支払ったら最後。クレジットカード払いでも現金払いでも戻ってこないケースが多いと思ってください。
味方は日本国領事館
困ったことになってしまった人は、まず現地の日本国領事館に連絡しましょう。なんでもトラブル相談にのってもらえるので、旅行前に場所と連絡先を確認しておいてくださいね。警察への報告など含めて、必要なことをサポートしてくれます。
ぼったくりにあわないために
やたら近づいてくる人に注意
「日本語でニヤニヤ近づいてくる人」「親切すぎる人」に注意。本当に良い人しれませんが、判断が難しいですよね。女性ひとり旅なら本当に気をつけてください。誰かになにかをしてもらうということは、それなりの見返りが求められると思ったほうがいいです。
現金は必要な分だけ
支払いの時など財布の中にたくさんお金が入っているのをみられると、ぼったくり、スリにあいやすくなります。必要以上に現金を持ってあるくのはやめましょう。
「おかしい」と気づける
相手の言うことがおかしいと気づけるだけでも、ぼったくりを少し減らすことができます。それには、旅行先の相場を把握することが大事。相場と大きくずれていたら、勇気を出して値段を交渉してくださいね。
ただし、1円でも安くという行き過ぎた交渉は良くありません。値段交渉はお互い気持ちいい程度にやりましょう。外国人観光客は現地の人がサービスをうけられる値段と違って当たり前の国も多いです。ほどほどに。